私達が1日に使うエネルギーは「基礎代謝量」「生活活動代謝量」「食事誘導代謝量」に分かれ、その比率は「6:3:1」という感じです。
早く痩せたい身体を作るためには、まず「基礎代謝量」を上げることが一番の近道です。

「基礎代謝量」は筋肉量に比例します。

その「筋肉」のもとになっていたり、「筋肉」を維持したりするために必要なのが、今回の主役「タンパク質」なのです。

また、食事の際に使われる「食事誘導代謝量」(食べ物を消化・吸収する際に消費されるエネルギーのことです)も、実は食品によって大きく差がつきます。

「炭水化物」や「脂肪」を食べても、消費されるエネルギーはごくわずかですが、「タンパク質」の場合は、その数倍のエネルギーを消費します。

このように「タンパク質」は、1日の消費エネルギーの7割の部分に加担する栄養素なんです。

つまり上手に摂れれば「やせやすい栄養素」といえるのです。

1日に必要な「タンパク質」の量は「体重✕1kg」と覚えておいて下さい。

つまり体重50kgの人の場合、「約50gのタンパク質」を毎日摂取する必要があるのです。

代表的なものはこんな感じ・・。

<植物性タンパク質>

食品名そのうちのタンパク質量
納豆(1パック)約8g
高野豆腐(15g)約7g
お豆腐(100g)約5g
豆乳(100ml)約4g
おから(50g)約3g

<動物性タンパク質>

食品名そのうちのタンパク質量
まぐろの赤身(100g)約26g
鶏のささみ(100g)約25g
豚もも肉(100g)約20g
牛もも肉(100g)約12g
卵(100g)約12g

「動物性タンパク質」は良質でからだに吸収されやすいので、脂肪の少ないものを選び、「動物性タンパク質」:「植物性タンパク質」=2:1の割合になるように心掛けて下さい。

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